ツーリングレポート

千円高速九州ツーリング+九州大規模林道探索 PART1

〜川崎から九州まで千円高速で行ってみる+五木スカイライン・ひむか神話街道・宇目須木林道探索〜

訪問日:2010年3月13・14・15日  掲載日:2010年3月20日

プロローグ

昨年開通した大規模林道 菊池人吉線の泉・五木区間を通ります。
人の気配が全く感じられない山奥に、驚愕の空中回廊が続いていました。
(2010年3月初め時点で途中に乗用車大の落石があり四輪は通り抜け不可でした。この区間のみオフ車推奨です)

接続する菊池人吉線、五木・相良区間、通称五木スカイラインを走ります。
こちらは尾根筋を走る二車線の素晴らしい快走路。

ひむか神話街道の林道部分も走ってみました。
かなり凄い場所を通りますが、標識・看板はバッチリ。

2007年10月に開通した大規模林道 宇目須木線、日之影・南郷区間を走ります。
日本有数の長大絶景山岳スカイラインだと思いますが、軽トラしか見ませんでした。

★★★

東名川崎朝6時出発
ETCの休日地方部上限千円を効かせるため、土曜日6時東名川崎IC出発です。
千円高速は出るときに土曜日であれば良いので、ホントは金曜朝出発でも良かったのですが、木曜日に西日本平野部で降雪があったため、安全を考えて一日出発を遅らせました。

今回は参考になるかとデジカメで時刻を入れてみました。川崎〜熊本で1300kmもあるので、道路状況により所要時間は数時間程度変わってきてしまいます。ほんと参考程度で見てください。
ただの土日ですが、朝6時台だというのに車が多いです。こんな状況で急いだところで大して変わらないので左側車線をのんびり走行。しかし、何でこんなに混んでるんだろう?
第二東名早く出来ないかなぁ・・・。
牧之原SAで一休み。小学生が一杯いました。そうか春休みか!
皆さん家族でお出かけだったんですね。
岡崎付近からは止まったり動いたりの本格渋滞に突入。仕方なくすり抜けして伊勢湾岸道分岐まで来ました。

ここから滋賀までは2つのルートがあります。
A:伊勢湾岸道−東名阪−新名神
B:東名−名神

表示を見ると、どっちも混んでますねぇ。Aの方が距離は短いですが、Bの方が空いている事が多い気がします。
今回はどちらも混んでいるので、距離が短いAを選択してみました。

とりあえず伊勢湾岸道は空いていて快適走行。
あ、ちなみにもう一つ、
c:名古屋ICから東名阪の環状線を通るルート
もありますが、これ使ってしまうと均一区間が入るため、ETC割引料金が高くなってしまいます。名古屋圏を通過するだけなら使わない方がいいです。
東名阪との合流地点で完全にストップ。何時もながら酷い渋滞です。東名阪2車線+伊勢湾岸3車線が合流して2車線になるのですから、そりゃ渋滞しますよね。
将来新名阪がここまで伸びてくれば渋滞解消するでしょうが、あと十数年先の話になるでしょう。

さて、バイクで車の間に挟まって停止していても間が持たないwので、やりたくは無いんですが仕方なくすり抜け開始です。
新名神に入りました。車が分散して走り易いです。
瀬田東JCTにやってきました。ここから渋滞中の名神を外れて、京滋バイパスへエスケープします。京滋バイパスはこの区間に限り名神と同じ扱い、同料金となります。

京滋バイパスは路肩が狭い80km/h制限の道ですが、名神より空いている事が多いようです。JCTが急カーブなので注意。
吹田JCTで名神と別れ、中国道に入ります。この先は宝塚付近まで混んでる事が多いです。
神戸JCTから先は中国道と山陽道に分かれます。九州に向かう分には料金は同じ。

中国道はスキー場の近くを通るような道なので冬は凍結の心配があります。どちらにしようか迷ったのですが、この日は5月並に暖かかったのと、山陽道に向かう車があまりにも多かったので、中国道を選択してみました。

中国道の方はガラ空きです。ここからが快適ツーリングの始まり!
適度にうねりつつ中国山地を進んでいきます。快適です。これ新緑の季節だったら綺麗だったろうなぁ・・・。
勝央SAで一休み。午後2時を過ぎてまだ岡山県内です。九州まであと400km、熊本まで約580km、先は長いですねー。
勝央SAはさほど大きなSAではなく、施設も古めですが、それが幸いしてか食堂などとは独立して休憩所が設けられているのが良いです。インフォの方に聞いたら、上り線にも休憩所があって同様に夜間も利用できるとのことでした。ベンチでウツラウツラ仮眠。
雪が出現。
「ここで給油 次まで150km」
この先150km!ガソリンスタンドはありません。入れておきましょう。
安佐SAです。しかし段々疲れてきましたw
中国道だけだったら快適なんですが、やはり混んでる東名・名神を延々500km程走った疲れが効いてます。ついウダウダ過ごしてしまいます。
雪が増えてきましたねぇ。
てかココ雪国じゃん。南信・中信より雪国じゃん。これ大丈夫なんでしょうか?少し不安になってきましたw
日没です。右側にスキー場が見えます。3月の夜中にバイクで走る所じゃないですね。先を急ぎましょう。
下関の壇ノ浦PAに到着、日没には全然間に合いませんでした。時間が掛かっているのはこの手前のSAでゆっくり夕飯食べていたからです。しかし、そのおかげで綺麗な夜景を見ることが出来ました。
壇ノ浦PAは眺めが良くて、ぜひ寄りたいところだと思いました。さて、いよいよ九州に渡りますよ。(下関〜熊本ICが180km)
九州自動車道〜熊本IC  
佐賀の広川SAで一時間程雨宿りしました。九州とはいえ夜になると寒いです。厳寒装備でも少し寒い位。
熊本IC23:20到着。長かったぁ。

えっと、さて僕はどうすればいいんだろう?(決めてなかったのかよ!)
熊本IC出てすぐのところにあるネットカフェで仮眠することにしました。
IC出てから時間が掛かっているのは、近くにあるもう一軒のネットカフェと、どちらが治安がいいか迷っていたからです。
珍走団がパラリラ通過したり不良少年がたむろってたり、ネッカフェ周辺の治安はイマイチ(ネッカフェはどこもそんな感じですね)。新車だったら絶対泊まれません。走行9万キロオーバーで珍走に不人気のVTRでさえ置くのに躊躇しました。がまあ雪解け水被ってドロドロなので好んで触る人は居ないかなと自分を納得させて入場。
入った事ない人も多いと思うので、一応ネッカフェのフラットスペース内部をご紹介しましょう。高さ1.8m位のパーテーションで仕切ってパソコンが置いてあります。背伸びすれば隣も覗けますが、覗かないようにしましょう。床はウレタンに合成皮革を被せた長さ2m幅1mほどの一枚板。隣にビリヤードがあったりと中は騒々しいですが、一日1300km走って疲れていれば寝れるwレベルです。一応標準的なLTC読者の方にはオススメ出来ませんので念のため。私の様な財政逼迫中の人間には有り難い場所です。少しネットカフェ難民の気分が味わえて哀しいです。

PART2 阿蘇外輪山南側は素晴らしかったへ続く

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川崎〜熊本ですが、距離にして約1300kmあります。東名高速の渋滞で疲れたというのもありますし、ネットカフェ代って時間料金なので、あまり早く着きすぎても料金が嵩むということもあって、今回は意図的に途中の休憩時間を長くとりました。到着時間自体はもっと早める事も出来たと思います。空いてたらPM9時位の到着になったような気がします。でもまぁ、結局は道路の混雑具合(と眠さ)によるんですよね。

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