ツーリングレポート

北海道ツーリング PART3

道東編 オホーツクライン〜知床横断道路〜屈斜路湖(3日目)

訪問日:2012年6月2日〜6月9日  掲載日2013年10月24日

今回のルート図

オレンジのラインが3日目の行程になります。
R238オホーツクラインを東へ  
ハマナスキャンプ場の夜明け。
明るくなると共に出発、東へと向かいます。
サロマ湖畔までやってきました。僅かに海と仕切られている不思議な湖。
能取岬へ寄り道  
景色の美しさが評判の能取岬を訪れてみました。ちょっと本州っぽい森を抜けると・・・

出来すぎのような綺麗な道路風景が姿を現しました。

といっても、いい景色はここから灯台までの僅か300m程。
ちょっと一発芸的な景色です。

綺麗な写真を取りたい人向きの場所でしょう。
車のCMの撮影等にも向いてるのではないでしょうか。
灯台の周囲は牧場になっています。
北海道的というよりは箱庭的、そして南国的?な景色の場所なので、初めての北海道ツーリングには全くお勧めしませんが、長い長いオホーツクラインに飽きたら寄ってみるといいかもしれません。
小清水原生花園を経由して知床半島へ  
国道244号線で知床方面へと向かいます。網走市街の海沿いを走っていると、オホーツク海越しに知床半島の山並みが見えてきました。
延々と直線路を走っていると、小清水原生花園の向こうに斜里岳が見えてきました。
小清水の原生花園駅に寄り道。
原生花園駅は5月から10月まで営業する釧網本線の臨時駅です。駐車場やお土産屋が入るレストスペースも整備され道の駅のようになっています
運良く列車を目撃することが出来ました。
一両編成で一日片道7本、ひっきりなしにバスやトラックや乗用車が走っている隣の国道とは対照的です。昔は網走への主要ルートを担っていたのでしょうけど、今は交通網としての意味はほとんど消失していそうです、残念ながら。
でも一度冬に乗ってみたいですね!
網走と斜里を結ぶ国道244号線は信号タイミングによってはトラックや観光バスや観光客の車が延々と繋がって走るような交通量の多い(自分基準では)道ですので、一本海側の道を走ってみることにしました。
こちらの方はたまに地元車が通るだけ。のんびり走れました。
コンパクトな斜里の街で一休み。久々に出現したセイコマで知床峠用の昼飯を買い込みます。
駅前から斜里岳が見えました。大型店は国道側に移ってしまっているので駅前は人も少なく静かです。最果ての街といった風情がいいですね。いつか冬に列車で訪れてみたいものです。
更に延々と直線路を走って、やっと知床山地が近づいてきました。
R334に合流、知床半島の海岸線を周回していきます。平日ですが観光客は多め。知床はやはり人気のある観光地らしく、走っている車の多くが県外ナンバーやレンタカーです。6月平日ががら空きとなる信州の観光地とは対照的です。
亀のような岩がありました。
R334知床横断道路・知床峠  
知床五湖方面は以前に訪問した時に熊に脅かされたりしたので遠慮してw、知床横断道路を登っていきます。
R334知床横断道路ですが、ウトロから知床峠までは直線路主体で実はあまり面白い道ではありません。淡々と登っていきます。
峠に近づくに連れ残雪が増えてきました。冬が終わったばかりといった感じです。
海も見えてきて、峠の前後はいい景色です。

知床連山の主峰であり、百名山の羅臼岳山頂が近づいてきました。

知床峠に到着!

羅臼岳が間近に。

羅臼側に下っていきます。

羅臼側も快晴で北方四島もよく見えました。

快晴です!最高ですね!

写真左上にうっすら見えている冠雪した山が国後島の爺爺岳のようです。
羅臼側は結構タイトコーナーが続くので写真はほとんど撮影していません。峠で気長にタイミングを計ったこともあって奇跡的なクリアラップで久々にコーナー分を補充。やっぱり、こういう道は自分のペースで走れると楽しさ百倍ですね。
R355〜道道1145、975、北19号で開陽台へ  
前回・前々回は羅臼でキャンプしたので、今回はスルーして標茶方面へ南下していきます。といっても標茶や中標津の街中は交通量が多い(自分基準では)ので・・・
平野部に入ってすぐに道道1145に入ってみました。
この道が当たり!でした。交通量は僅か。知床連山の山際に広がる牧草地を抜けていきます。

後方には冠雪した羅臼岳。

道道1145、975、北十九号と繋いで開陽台へ向かいます。
開陽台に到着。地球が丸く見えると言われた、昔のライダーの聖地ですね。今は多和平牧場とか他にも360度見渡せる観光牧場があるので、特別な場所という感じではないかもしれませんが、まあお約束ということでやって来ました。
コンクリート製の巨大展望台からの風景です。
多和平牧場、900草原牧場  
開陽台を後にし、道道150、885、1040と走って多和平へ。ここを訪れるのは初めて。どんな場所なんでしょう?
駐車場から眺めると、大型の展望台が見えました。ちょっと遠いけどw、行ってみましょう。
途中にあるキャンプ場。ライダーには定番のキャンプ場になっているようです。

4分ほど歩くと展望台につきました。
360度の視界の広がりという点では北海道でもNO1ではないでしょうか。

牧場内の周回路。いい道ですが、ナイタイ高原牧場のような長い道のりではなく、
3分ほど走ると終わってしまいます。
でも、のんびりするのにはいい場所でしょう。

続いて近くの900草原牧場へ。道道53脇に入口がありました。こちらも訪問は初めて。どういった所なんでしょう?
弟子屈の街からほど近い場所なのですが、意外なほど高い場所まで登っていきます。標高は240mほど。

レストハウスのある場所まで登ると、どーんと視界がひらけました。
屈斜路湖カルデラ、摩周カルデラを外から望む、好展望地ですね。

牧場内を巡る道をバイクで走ることが出来ます。道はかなり長くて一周すると20分位かかるでしょうか。但し路面は凸凹で(写真では良く見えるかもしれませんが)時速15kmでもフルバンプする位ギャップが酷く、ヘタするとホイールが曲がるのではと思うほど。パンクするんじゃないかとヒヤヒヤしました。
時間が余っている時に、のんびり散策気分で(本当に時速20km/h位で)巡るといい場所だと思います。
摩周湖  
摩周湖を訪れてみました。間違いなく霧が多い場所だと思いますが、今まで私は2勝2敗と結構晴れています。だからアレなのかなぁ?
とりあえず一番メジャーな第一展望台は有料なのと観光客が一杯いてうるさそうだったので、無料の第三展望台に回ってみることにしました。ちなみに第二展望台は廃止されてしまっているそうです。
第三展望台の方は道路脇の駐車スペースに車が2台だけ。
展望台までは徒歩3分ほど。何故か誰も居ませんでしたが・・・

おおっ、すげー!!誰も居ない展望台からは360度の大パノラマ。

逆側には屈斜路湖を望むことが出来ました。こちらの景色もいいですね!

大半のバイクや車は通過していってしまい勿体無かったのですが、パノラマ感では第一を凌ぐかもしれません。もし晴れていたら是非寄り道したいところだと思います。
第三展望台から川湯温泉川に下っていく道は本州でも珍しい位のタイトコーナーが続きます。展望も良くてなかなか快適。(8月の摩周湖はさすがに混んでると思いますが)
屈斜路湖、ハイランド小清水725  
摩周湖の次は隣の屈斜路湖ですが、せっかくなので一周してみることにしました。道道102号線で小清水峠へと登っていきます。マイナー道道だと思っていましたが意外に観光バスが多いです。網走から川湯温泉に向かう観光客でしょうか?
登るに連れて亜高山帯っぽい植生になって行きます。

木が無くなってしまいました。森林限界を超えた?まるで高山帯のような風景が広がります。
確かにこの辺りの森林限界は1000メートル位のハズですが。
(ちなみに森林限界高度は信州で2500m、北東北で1600mくらい)

火山の影響かと思ったのですが、屈斜路湖カルデラの噴火活動は34万年〜3万円前位、
藻琴山の噴火はそれより古いようです。

小清水峠でこもれ日街道と合流します。いい景色ですね!

小清水峠を過ぎた辺りに藻琴山登山道入口の看板がありました。入ってみましょう。
道道を外れると、思ったよりダイナミックな道が展望台まで伸びていました。もしかして・・・掘り出し物!?
駐車場に到着。いい景色です。

ハイランドf小清水725と呼ばれる展望台がありました。北海道ツーリングではあまり出会えないような素晴らしい高所感!絶景です!!
屈斜路湖展望台へ100mの標識を見つけて、歩いてみることにしました。素晴らしい景色の予感!

3分ほど階段を降りると・・・おおっ!素晴らしいパノラマです!!。誰も居ないけど・・・。

次は美幌峠ですが、ページが長くなったのでPart4に続きます

↑トップに貼ったのと同じ地図です。
PART4に続く
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