ツーリングレポート

R112六十里越街道、月山、磐梯吾妻ツーリング PART3

〜月山花笠ラインの旧道、R121旧道を走ってみる
&西吾妻スカイバレー+レイクライン+磐梯吾妻スカイライン〜

訪問日:2011年11月1日  掲載日:2011年11月10日

 

西吾妻スカイバレー
米沢を超えると西吾妻スカイバレーです。非常に走りごたえのある道です。
白布峠を越えて桧原湖畔へと一気に下って行きます。



遠くには磐梯山
桧原湖というのは、多分日本でも一二を争う美しい大型の湖だと思います。湖畔から見た磐梯山の迫力はもう筆舌に尽くしがたい!爆裂火口が凄い迫力!光線の状態によってはホント、ドキッとする風景があります。

なんですが、残念ながら本日はもう時間がありません。本当は撮影ポイントをじっくり探したかったのですが、駆け足で湖畔を通り過ぎます。
磐梯吾妻レイクラインにやってきました。何時もなら交通量極小なのですが、本日は無料開放中で、かつ途中の中津川渓谷の紅葉が見頃なこともあり、車通りが途切れることはほとんどありませんでした。開通して以来の大盛況ぶりじゃないかと思います。
夕方で少し交通量が減っていて良かった・・・。
安達太良山の爆裂火口が見えました。内面が白くなっています。物凄い爆発だったであろうことは、ここからも分かりますね。
磐梯吾妻スカイライン  
ついに磐梯吾妻スカイラインにやってきました!
ビーナスライン、志賀草津道路、やまなみハイウェイと並ぶ、日本を代表する観光山岳スカイラインと言っていいでしょう。値段の方も高いんですが。

(今回は無料開放中で混雑が予想されたため、意図的に車が少ない夕方に走れるようにルートを設定してます。)
タイトコーナーの連続でグイグイと高度を上げていきます。最初の展望地である国見台。素晴らしい景色ですが、一眼レフカメラを構えるのももどかしく、浄土平へと先を急ぎます。日が暮れる〜。
さらに高度を上げていきます。
高所感が気持ちいいです。
まさに空中回廊。
安達太良山と磐梯山の間に見えるのは猪苗代湖?
浄土平にやってきました。何とか明るい内に着けた!
せっかくなので、浄土平を通りすぎてちょっと福島側へ降りていきます。しかしダイナミックな道路。絶景です。

おおっ、やっぱスゲー。どこかの惑星みたいですね。
Uターンして浄土平に戻って来ました。

バイクを止めて吾妻小富士へ登ってみましょう。
登り始めです。16時14分。どの位時間が掛かるのでしょう?
ちょっと登って振り向いたところ。
駐車場から間近に見えた火口壁の縁も、登り始めると遙か彼方に感じます。
3分ほど登って振り返ると、駐車場はかなり下。山腹から噴煙(ていうか硫化水素の毒煙)を上げる一切経山が目の前に。(一切経山については昔のレポに登山記を書いています)

4分でかなり高く登りましたね。それだけ勾配がキツイということだと思います。
火口壁の縁に辿り着きました。所要時間は6分ほど・・・ですが、結構きつかったです。歩き難い靴だと火口壁まで15分分位の「お疲れ度」に相当するのではないかと思います。
   

これだけリアルな火口壁に立てる場所って、日本でもそうそう無いのではないかと思います。

もう夕暮れの風景です。火口壁を一周する?
どうするか迷ったのですが、夕景が綺麗だったしとりあえずGO!
誰も残ってないけど・・・

遠目には楽そうに見える道ですが、歩くと結構急斜面です。滑りやすいこともあって長くてちょっと恐い道のりです。スニーカーでも歩けないことは無いですが、出来ればトレッキングシューズ推奨。
頂上到着!
福島市街を見下ろします。
まだまだ先は長い!
けど
もう誰も居ない恐えぇぇー!!
郡山方面
赤い斜面
完全に日没
ヤバイ、段々暗くなってきました。急げ−
毒ガスを吐き続ける一切経山。風向きが変わって煙が若干こちら方向に。ここに居ても息苦しくなります。煙が直撃したら中毒死するんではないでしょうか?

残照に照らされる火口壁
何とか残照が残っているうちに下山することが出来ました。
薄暗い駐車場に到着。残っている車は3台ほど。
福島の夜景を見ながら降りていきます。当然クリアラップでした。ヒャッホー
(注:夜は鹿や熊が出るので危ないです。特にバイクでの夜間走行は危険なので止めましょう)
磐梯吾妻スカイライン福島市側の料金所のすぐ近くにある高湯温泉の共同浴場「あったか湯」です。近代的な日帰り施設ですが、硫化水素ガス濃度の関係で露天風呂しかないというハードな温泉でもあります。白濁した濃厚な硫黄泉で前回入浴時の感想は非常にGOODでした。
http://www.naf.co.jp/azumatakayu/welcome.stm

今回は時間が不足して入れず残念でした。
福島西IC〜東北道〜北関東道〜上信越道〜佐久  
福島西ICから東北道に入り、北関東自動車道、上信越道と乗り継いで帰宅しました。

ちょっとビックリしたのが、上河内SAで見たこのプレート。上信越道方面に向かうと次のガソリンスタンドは152km先。上河内SAの次は横川SAになります。関東平野の東の端と西の端になりますね。燃料切れに注意です。
横川SAにて、ETC深夜割引(0-4時)の時間になるまで時間待ち。佐久で降りて、24時間営業の西友望月店で買い物をして午前1時半頃帰宅しました。

さて、いかがだったでしょうか月山〜磐梯吾妻の旅。六十里越街道はいい雰囲気でしたが、それだけだと少し物足りないところ、月山スキー場への往復がいいアクセントになりました。満足満足。月山については今回は南斜面でしたが、北斜面の阿弥陀が原とかいいところがまだまだありますので、もう一度訪問したいと思っています。

月山と磐梯を結びつけるルートに関しては、ちょっと無理やりだと思います。二つの距離が遠すぎるので、基本的には別に訪れた方がいいと思います。(自分は磐梯吾妻スカイライン最初の訪問が高校生の時で、以降裏磐梯界隈は度々訪れているので、別のあまり訪問した事の無い場所を組み入れたくなった。)

特に磐梯吾妻が初めての人は、その周辺だけでたっぷり数日間分位の見所がありますので、磐梯周辺に集中するのをお薦めします。

なお今回のルートの適性日程は2泊3日だと思いますので念のため。しかし、北関東道が出来る前は福島日帰りはとても無理でしたが、高速が繋がったおかげで大分楽になりました。

「宿泊しないとお金があまり落とせない」件に関しては、このレポ見た読者の方が東北に更なる興味をもってくれれば、それなりの貢献になるかなと思ったりします。自分は脱サラ以降貧乏なんで、そちらの役割は皆さんにお任せしたいと思います。私はそういった機会のキッカケ作りに徹しようかなと。

では次の旅でお会いしましょう。

homePART1PART2PART3 home予備

LONG TOURING CLUB 1999-2010 Copyright morita/LODGE MOTIVE All Rights Reserved.