今月の風景　日向岬

3月初め、九州を旅してきました。途中、名阪国道は氷点下の厳寒、四国では雪が舞っていて、大分でさえ0度近い寒さだったのですが・・・

宮崎は眩しい陽光に溢れ、暖かい風が吹いていました。暖ったけー。ホッ。

訪れたのは日向岬。宮崎県では青島に次ぐ著名な観光地だと思いますが、地図で見ると長さ僅か3キロ程、すごく小さい半島に過ぎないんですよね。大した事無いだろうと思って今まで回避していたのですが、訪れてみれば・・・

半島を巡るちょっとしたワインディングが楽しい。海を見ながらアップダウン。眩しいエメラルドグリーンの海と、鮮やかな緑が目に飛び込んできて、まるで夏みたい。ここは冬に訪れてこそ、夏なのだ！
（なにしろ、四国でさえ雪景色だったので、殊更そう感じてしまったのです）

半島全体が公園みたいになっているので、まずはバイクで散策。

次に降りて歩いて散策すれば・・・

柱状節理の柱の上に、モコモコとした照葉樹の森が乗っかってユーモラス

高さ70メートルの馬ヶ瀬もダイナミック！

駐車場（無料）から10分程歩き、岬まで来てみれば。

海と断崖と照葉樹林が織り成す、

特異な景色が広がっていました。

宮崎に来て思うのは、冬でも陽光が溢れ、暖かいということです。統計的にも冬の日照時間が長くなっています。野球チームが宮崎でキャンプするのも納得です。夏は海水浴客等で混雑しますし、宮崎でなくても緑溢れる鮮やかな景色を見ることが出来ます。それに単純に岬として比較すれば、例えば竜飛崎の方が数段スケールの大きな場所です。ここは冬に訪れてこそ、楽しめるのではないか。そう思いました。
ただし、照葉樹林も常緑とはいえ、4～5月に新緑と入れ替わりますので、その頃の方がもっと美しい景色が見れると思います。

日向岬

クルスの海