ツーリングレポート

残雪の妙高 笹ヶ峰・戸隠・長野ツーリング PART1

〜笹ヶ峰、黒姫、飯縄高原を走り、戸隠奥社と善光寺参拝〜

訪問日:2010年6月1日  掲載日:2010年6月14日

プロローグ

妙高の笹ヶ峰高原、乙見湖。山塊にはまだ雪がたっぷり。
5月の妙高ならではの景色だと思います。

キッカケは、ふと目にした新潟県上越管内の冬季通行止め情報でした。
「主要県道39号妙高高原線 杉野沢〜杉野沢(笹ヶ峰) 解除日 4月28日」

エェーもう通行解除!
笹ヶ峰の文字を見て自分の目を疑いました。ていうか情報を疑いました。
もう、あんなスキー場より奥の雪深い地に入れるのか、凄い・・・
(結局訪問は5月半ば過ぎになってしまいましたが)

蓼科〜県道40〜上信越自動車道 東部湯の丸IC
おなじみ女の神展望台です。
天気は下り坂との予報でしたが、南アルプスも見えていますし、思いのほか視程良好です。
予定通り笹ヶ峰に向かってみることにしました。
蓼科から県道40号線で町に降りてきました。

何時もなら左折してさらに県道40号線の続きを進むのですが、いつの間にか「東部湯の丸IC直進」を示す看板が出来てました。
遠回りのハズですが県道40を外れて、一応看板通りに進んでみることにしました。
看板通りだと県道153〜166と繋いで東御市へ向かうのですが、ゴミゴミとした集落の中を抜けてくのでイマイチ。県道40使った方が圧倒的に快適で早いです。でもこちらのルートの方が標識通りで迷い難いなぁ・・・。

お客様にはどちらを勧めたらいいだろう?と悩みつつ走ります。
平日朝8時ということで東御市内は通勤渋滞中のハズ、回避のため千曲川左岸を通ることにしました。

千曲川左岸は地形が険しいので人が住んでないのです(崖崩れ通行止めのことが多いけど)。
里は新緑の季節ですね。サクっと渋滞回避して、
東部湯の丸ICから上信越道に入りました。 時刻は8時9分くらい。
通勤渋滞中の長野市内を高速で突破。天気は何とか持ちそう。
豊田飯山IC〜県道96〜野尻湖〜妙高高原  
目的地が妙高高原なら、普通は妙高ICで降りると思いますが、ちょっと一捻り、二つ手前の豊田飯山ICで降りてみることにしました。
時刻は8時47分、ETC通勤時間帯割引で950円也。下道使ってたら到着は昼過ぎになったと思います。やっぱり高速は早いです。
グーグルマップ豊田飯山IC
県道96号線で信濃町方面へ。
県道96号を通るのは初めてですが、いい感じの田舎道でした。道幅はほぼ二車線です。
時々集落を通過しますので、速度は控えめに。
この交差点を右折すると斑尾高原を経由して、やはり妙高に行くことが出来るのですが、今回は直進。
(2010年春から秋にかけて斑尾〜妙高は道路改良工事通行止めとのことです。ので暫くは右折すると行けません。次訪ねるときは斑尾高原経由で行ってみたいですね。)
峠を超えると・・・

飯綱・戸隠・高妻・黒姫の山塊が姿を現しました。北信らしい景色がいいですねー。
ちなみにカメラを構えている場所は農協のトウモロコシ直売所です(閉まってましたが)
県道96号線はのんびり景色を眺めながら走るには、とってもいい道路だと思いました。
(注:快速路の方が好きな方は信州中野ICを降りて北信五岳道路(上水内北部広域農道)を行くのが良いでしょう。信州中野ICで降りてすぐ左折、千曲川を渡り長大トンネルを抜けてすぐに右折すると北信五岳道路に入ります(グーグルマップ)。R18のコメリまで行けます。まあ個人的には五岳道路は交通量少なくもないのであまり好みじゃないのですが、一般の好みには合うと思います。なお旅情はR18が街道らしくて一番あります。)
右折して野尻湖東岸を目指します。
湖岸の道はツーリングマップルによれば「道幅狭い」とのことでしたが、ほぼ1.4車線で、思ったより走り易い道でした。ただ路肩の先は急角度の崖が湖まで落ち込んでいて少し怖いです。

一応大型車通行止めなんですが、実際には大型バスが来てしまい崖ギリギリまで寄せて止まって待つ必要がありました。あまり足つきの悪いバイクでは通りたくないかも。
マップルに展望マークがあり、湖岸からの視界を期待したのですが・・・
肝心の妙高山の視界が木に遮られがちでイマイチでした。

湖岸から望む黒姫山が綺麗です。妙高山は右側の山の上に少しだけ見えています。
野尻湖を過ぎ、さらに県道96号線を北上して行きます。所々ワインディングもあり、変化に富んだいい感じの道でした。当たりだと思います。
妙高温泉街にはいりました。共同浴場の看板を発見。妙高は日本有数の温泉地です。出来れば温泉巡りをしてみたいところですが、今日は先を急ぎます。
R18から眺める妙高山の景色を写真に収めたくて一旦左折、長野方面へ少し戻ることにしました。

一旦長野県に向かい、Uターンして戻ってきました。
国道18号信越大橋からの景色が雄大なのです。
黒姫山と妙高山を隔たる深い谷、そこに掛かるこの橋が長野と新潟の県境になります。というわけで本日は日帰りながら越境レポです。
笠ヶ峰高原へ  

県道39号線の脇道から眺める妙高山
県道39号線で笹ヶ峰へ向かいます。
ちなみに苗名滝へは徒歩15分なので今回はスルー。
スキー場の脇を少しだけ掠めて、ウネウネと登っていきます。
ツーリングマップルには二車線路とありますが、実際には1.5車線くらい。以前夏山シーズンに訪れたらバスが多くて、バス同士のすれ違い待ちで大変だった事があります。笹ヶ峰は夏山登山シーズン前の5月から6月のが良いと思います。残雪と新緑も見れますしね!

峠を超えると雪山に囲まれたなだらかな草原が現れました。笹ヶ峰高原です。
この時期はちょっと別世界って感じがします。
笹ヶ峰牧場の中を通って行きます。新緑は芽吹き始め。
左手には高妻山から地蔵山にかけての山並みを望みます。

夏は賑わう場所ですが、
この時期は静かで、残雪もあって、ホントいい感じですねー。
タイミングの妙だと思います。

笹ヶ峰ダムの上を歩いてみることにしました。

左側が金山、いかにも成層火山らしい三角錐の山が焼山2400m、右側が火打山2416m(百名山)です。

妙高一帯の山を頸城山塊(くびきさんかい)と称し、妙高、火打山、新潟焼山を頚城三山と称します。

笹ヶ峰からだと妙高山は近すぎて外輪山しか見えません。
ダムの先はまだ除雪中でした。
少し巨大化したミズバショウ
笹ヶ峰野営場はまだ雪に覆われていました。
火打山・妙高山登山口にも雪が残っていました。
PART2へと続きます。

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