ミニレポート

足柄峠ドライブと金時山登山 PART1

〜富士山絶景を巡る旅、足柄峠、金時山、金太郎富士見ライン、十里木、水ヶ塚、朝霧高原、精進湖〜

訪問日:2009年1月下旬 掲載日2月4日

 

足柄峠。ただの切り通しの峠に見えますが、実はこれ、足柄城の空堀の跡なんですね。

左側の丘の上に上がると・・・

どーんと富士山がそびえていました。

県道のすぐ上に、こんな開放的な城跡があるとは!
今まで気付きませんでした。

峠からの下りは金太郎富士見ラインを通ったのですが、
これがまた驚きのパノラマロード。想像を上回る凄い道でした。


”足柄山の金太郎”の金太郎伝説で知られる金時山。地元ですし、一度は登っておこうと思い立ち、1月下旬の日曜日、アルトで川崎から蓼科に向かう途中に寄り道してみました。

県道78号線 足柄峠  
早朝、県道78号線で足柄峠に向かいました。昔は暗く狭い山道でしたが、十数年ぶりに訪れたら随分改良が進んでいました。
途中にある夕日の滝です。普通です。
まだ狭い未改良区間もありますが、残りあと僅か。
足柄峠はいつの間にか走り易い道に変貌していました。

ただ、ということは、日曜夕方などに東名高速や国道246号線が渋滞していると、抜け道として利用する車が多くなりそうです。足柄峠らしさを味わうなら、午前中が良いかも知れません。

尾根筋が近づいてきました。
足柄峠  
足柄峠は切り通しで峠を通過してしまいます。知らないと何気なく通り過ぎてしまいそうですが・・・
実はこの上は足柄城址なんですね。車を置いて、右側の階段を登ると・・・

ヤフーマップ

すぐに足柄城址の一の郭に出ました。芝生の広場の向こうには富士山が見えています。
まだ日の出直後なので光線が黄色く、写真に撮るとイマイチですねぇ。

来るのが早すぎたみたいです。登山の後で、もう一度来ることにしました。

金時山登山  
さて、金時山登山です。メインの登山道はカルデラ内側にありますが、足柄峠からも尾根伝いに登山道が伸びています。

足柄峠から歩くと遠い(徒歩80分)ので、尾根筋の林道を利用して出来るだけ接近することにしました。

林道は8割方舗装済みでしたが、一部ダートが残り、霜が融けてドロドロの部分がありました。バイクで来なくて正解でした。

林道の終点は20台分ほどの駐車スペースになってします。日曜日朝ということもあるのですが、登山口の駐車場は既に満車でした。

(金時山はハイカーにとても人気がある山だそうで、夏は凄く混雑するらしいです。)

登山道を登っていきます。最初の20分程は緩い登りですが、この鳥居から先は急登になります。
凄い急傾斜が続きますが、要所要所に階段がかかっているので、技術的な難しさはなく、誰でも登れるようになっています。ただキツイ!

1時間というコースタイムの割には、随分と体がキツイです。

崖っぷちギリギリの所を歩いていきます。ロープが張ってなかったら、チョット恐かったかも。

見渡すと、だいぶ高いところまで登ってきました。

60分ほどで金時山山頂に到着!凄いパノラマ感です。
やはり視点が高いと、独特の開放感、パノラマ感がありますね。

左が愛鷹山、右が富士山です。愛鷹山は富士山の一部というイメージがありましたが、このポジションから眺めると、だいぶ離れている事がわかります。ほとんど別の山ですね。
カルデラ内側には芦ノ湖と仙石原。外輪山の向こうには、駿河湾や伊豆半島が見えます。
箱根の神山です。

この日は快晴で、富士山の肩越しに八ヶ岳の主峰赤岳らしき姿を捉える事ができました。

金時山からのパノラマは素晴らしかったです。箱根空中散歩といった印象。歩くのが好きで未踏の方は、是非登ってみて欲しいと思います。

歩くのが面倒な方は、足柄城址にどうぞー。

足柄城址  
という訳で、足柄城址に戻ってきました。

峠のすぐ脇に一の郭があり、空堀を挟んで二の郭、三の郭があります。二の郭にカメラマンが集結中のようです。

空堀は浅い物で、ダッシュすると15秒位で渡る事が出来ます。

非常に開放的で広々とした印象を受ける城址ですが、実際の面積はコンパクトです。それだけに気軽に歩く事が出来ると思います。

二の郭にやってきました。開放感が素敵ですね。

まあ、富士山の見え方は芦ノ湖スカイラインあたりと似ていますが、
古城からということで、味わいのある風景になっていると思います。
ほんの2,3分の寄り道ですので、機会があったら登ってみるといいのではないでしょうか。

なお、峠には数台分の無料駐車場があり、数百メートル離れた所には公衆トイレと広い駐車場があります。駐車場は傾斜しているためにバイクは無理ですが、適当に路肩に駐輪出来るでしょう。
金太郎富士見ライン  
足柄峠から下っていくと、途中で「県道76号線」と、「県道365号線金太郎富士見ライン」の二手に分岐します。

今回は初めて、県道365号線「金太郎富士見ライン」を通ってみたのですが、これが大当たり!

尾根筋を富士山を眺めながら御殿場へと下りていきます。道幅はほぼ1.5車線一部2車線区間ありです。この日は日曜日だったのですが、交通量も僅か。

しかし、まさか走りながらこんなパノラマが望めるとは・・・。
金太郎富士見ライン恐るべし、です。

ただ今回凍結はありませんでしたが、塩カルが大量散布されていました。この上は出来れば走りたくないですね。ブレーキのピストンとか一気に錆びますし。やっぱりバイクで来なくて良かったです。

いやまあアルトでも塩カル道は走りたくないのですが、蓼科で毎日のように凍結路面を走ってますので、新車から4年にして下回り錆だらけ・・・。せめてVTRは錆だらけにしたくはないという。

PART2へ続く PART2はおまけみたいなものですが・・・。

HOME

LONG TOURING CLUB 1999-2007 Copyright MORITA/LODGE MOTIVE All Rights Reserved.