ミニレポート 訪問日:2007.9.11 掲載2007.9.30

能登半島周遊ツーリング PART1

〜1泊1.5日で能登走るだけ。やっぱり能登島はのどかでいい〜


千里浜海岸を行く


夕日を浴びる丸田千枚田。稲穂と海のコントラストが美しい。


能登は海沿いの県道がいい。


能登島。凄くはないが、のどかな絵になる風景が続く。

★★★

9月半ば、秋雨前線が日本列島〜南岸に停滞し、信州でも晴れ間は望めそうにない。こんな時に注目したいのが、北にポコッと突き出ている能登半島。

快適ツーリングの決め手は、やはり晴れそうな場所を目指すこと。雨だと宿での作業も捗らないし・・・。

てなわけで、一ヶ月半ぶりのモーティブ定休日。1泊1.5日で、さらっと能登半島を回ってきた。

蓼科〜松本〜R158安房峠〜R471〜神岡〜R41〜八尾

出発時は秋雨前線の雲の下だったのだが、松本盆地の西の端まで来ると青空が広がった。サラダ街道を外れ、上高地のある谷間を目指して水田の中を走ってみる。金色に色づき始めた稲穂が眩しい。

R158旧道で緑と戯れつつ安房峠越え、
谷間の向こうに穂高を望む。

・・・うっわー、上高地快晴じゃん!凄そう!!
ど、どうしよう行き先変更しようか?

一瞬迷うが、天気予報によると秋雨前線はこれから北上してくる予定。逃げるが勝ちと、秋雨前線を上回る早さで北上して能登半島を目指すことにした。安房峠を越えて飛騨路入り。
神岡から国道41号線で北上して富山を目指す。山の中とはいえ幹線国道なだけに、ちょっと退屈。前の車について淡々と走る。ね、眠い・・・。
幹線道路はつまらないので、県道25号線で八尾方面へエスケープ。走り易くて景色も良く、意外にいい感じの道だった。

その後も市街地を避け、県道やらB級国道やら広域農道を繋いで田園地帯を進む。大した道ではないが、やっぱり初めての道は面白い。

さて、能登入りで悩むのがどの道を通るかということ。ちなみに前回は「能登立山シーサイドライン」という富山〜氷見〜七尾の海沿いを走る国道で能登半島入りし、海沿い一周して「R471」で脱出している。R471はいかにもローカル国道な道で、結構良かったのだが・・・

県道75 宝達山
ツーリングマップルを開くと「林間に広い快適な道が続く」「能登半島最高峰宝達山」「展望最高の山頂直下までバイクで登れる」という絶賛コメントが目に入った。県道75号線である。

地形図を見る限り、いかにも嘘っぽい?と思いつつも、騙されるのを覚悟で県道75号線に入ってみた。

最初の内は確かに幅広快走路、かつ交通量極小だったのだが・・・

・・・やっぱり。雑草が伸び放題。

次第に道幅が狭くなり、両側から夏草が迫ってきた。見通し極悪でカーブミラーも無し。路面には土がかぶり、しかも轍が無い・・・。えーと轍が無いということは・・・。

なんか、この道ほとんど使われてないような気が・・・。

マップルのコメントは一体?もうね、何というか、いや地図を読めなかった自分が悪いんですハイ。

タイヤを滑らせ、道路中央まで成長した夏草をバックミラーでなぎ倒しながらも、何とか走破。まあ季節も悪いんですよ。夏の終わりですから。

で、せっかくなので、さらに夏草をかき分けて(涙目w)宝達山山頂まで登ってみた。富山湾と立山連峰を望む事が出来るが、山頂付近は電波塔だらけでイマイチ。

石川県側から登ってくる道はちゃんと草が刈ってあり、山頂下には町営のレストハウスが立っていた。無料なのでおじゃましてみる。
デッキに立つと日本海の絶景が広がった。ただまあ県道75号線の荒れっぷりを見ると、お勧めとは言い難い。ピストンで来る程の所でもないし。

と言う訳で、県道75号線は近年希にみるガッカリコースだった。訪れるなら平行して走る国道471か、県道29をお勧めしておきたい。

広狭混在でデコボコが酷い農道を下って、
(写真では良く見えるが)
千里浜 なぎさドライブウェイ 
やって来たのは千里浜のなぎさドライブウェイ。昔8月に来た時は海水浴客で大混雑だったのだが、さすがに9月は静か。

それにしても、砂浜にサイドスタンドがめり込まないVTR250さすが!軽いバイクはイイョ!

砂浜をバイクや車が行き交っている。

カモメだらけの千里浜を走る。バイク錆びそうだけど・・・。
さらに北上、海沿いを行く
さらに海沿いを北上していく。
国道はつまらないので、出来るだけ県道を走る。

★★★

さて、西岸は能登金剛と呼ばれる美しい景勝地だが、前回訪問済みだったので今回は通過してしまった。そこで、前回訪問時の写真を貼ってみる。
さらに昔の写真をもう一枚。

・・・これグアムとかサイパンじゃないよ、能登金剛だョ。

これらの写真はオリンパスの98年製のコンデジで撮ったものなんだけど・・・きれいだ。

幾ら光線の影響もあるとはいえ、現有している07製のオリのコンデジでは、逆立ちしたってこんだけの色は出ない。デジカメの進化って一体?

義経の舟隠し。これも昔の写真。

この写真は後述する県道38号線アタケ岬。何か、昔の写真でレポ作り直した方がキレイじゃね?

★★★

さて、気を取り直してさらに北上、県道38号線でアタケ岬を目指す。

3月に発生した能登半島地震の影響があると思っていたのだが、かなり復旧が進んでおり、数カ所片側交互通行があったものの、特に支障を感じることは無かった。

(被災された方は大変だと思うが・・・遠慮せず、むしろ観光に訪れてお金を落とした方が復興の助けにもなると思う。)

県道38号で海岸へ向かって降りていく。平行してなだらかな岩盤を素敵な滝が流れている。ちょっと狭いが、いい感じの道だ。
海沿いの漁村を繋いで走る。

★★★

この日は夕方で良い写真が撮れなかったので、またまた昔の写真を貼ってみる。いい色だしてるなー。
美しい海岸線を走る
ガードレールから身を乗り出して下を覗き込む。美しい海。(とここまで昔の写真)

★★★

さて、能登半島の道のりはとにかく長く、時間がかかる。日が傾いてきた。輪島からR248に戻り、さらに北上。
千枚田ポケットパークで一休み。夕日を浴びた稲穂が金色に輝く。

国道249号線は途中から内陸に入ってしまいつまらない。面白いのは、国道から分かれて海沿いを走る県道28号線である。がしかし日が傾いてきた。

あっとゆう間に日没。やべ泊まるところが無い・・・。
木ノ浦キャンプ場に行ったら冬季休業中だったのだが、潜りこんで一夜を過ごすことにした。(営業は7〜8月で料金千円程)

意外にも相客となったライダー氏は一応管理者に電話したそうで、無断キャンプは免れた形かな?。

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