ツーリングレポート

四国カルストと大規模林道ツーリング PART1

〜四国カルストとその周辺の大規模林道を探索、中津渓谷を訪ねる〜

訪問日:2009年11月14日〜  掲載日:2009年11月23日

レポの概要

 

梼原から東津野城川林道東線で天狗高原に登ります。
東線、西線合わせれば走り応え日本一クラスのスーパー山岳ワインディングロードです。

実は、四国ツーリングを企画した理由の一つは、この東津野城川林道のアピールです。

というのも、四国カルストに登る道は国道440号線、東津野城川林道東線、東津野城川林道西線の三つがあるのですが、国道440号線は道の真ん中にコケが生えているような狭い国道、いや酷道です(現在カルストの直下を貫く形で大規模トンネル工事中完成間近ですが)。カルストに登るなら、断然!東津野城川林道の東線か西線の方が楽で楽しいです。何しろ大規模林道はビーナスライン級の二車線舗装絶景快走路ですから。

ところが、地図上で林道は白い線で地味に描かれており、知らない人は国道440号線を使ってしまいます。私が初めて四国カルストを訪れた時もそうでした。実際お客様とお話していても、カルストに大規模林道があるのを知らないまま、酷道に苦労して帰ってきてしまった方もいらっしゃいました。

そんな悲劇?を無くそうというのが、今回のツーリングレポの目的の一つなのです。

四国カルスト。まさに四国の屋根です。

四国といえば渓谷が美しいところです。ちょっといい渓谷を見つけたので紹介したいと思います。

知られざる道もレポしたいと思います。

諏訪IC〜中央道〜名神高速〜中国道〜山陽道〜瀬戸中央道

11月14日土曜日。朝から雨でしたが、夕方になって晴れてきました。私は今までETC休日千円の恩恵を受けたことがありません。せっかくの機会なので、遠出をしてみることにしました。

午後7時。諏訪インターから中央道に入って諏訪サービスエリアにピットイン。どこまで行ってもOKなんてワクワクしますねー。さてどこまで行こう?

諏訪湖の夜景を眺めながら行き先を考えます。昼間だったら幾らでも走れるのですが、夜間走行は眠いですし、この時間から行ける場所となると四国かなぁ。瀬戸大橋も今なら千円だし、通常料金に戻ってしまったら馬鹿高いし、行くなら今かな。

ということで、夜の高速をひた走り西へと向かうことにしました。土曜日深夜ということで中央道も名神も中国道もトラックが少なく、空いていて気持ちよく走ることが出来ました。

瀬戸大橋の上は風速13mの強風でした。突風に煽られて直進出来ず、車線をキープ出来る自信が無くなり、涙目で与島SAに降りてきました。

与島SAは瀬戸大橋の中間点の島に設置されたSAです。

時刻は午前2時。そろそろ寝ないと明日がヤバイです。計画としては高松か高知のインターネットカフェにでも潜り込んで仮眠しようと思っていたのですが・・・

(写真は朝撮影したものですが)
巨大なアンカレイジの脇、サービスエリアの敷地内に松林で囲まれた東屋を発見!これは俺にココで寝ろというお告げでは!?
ということで寝袋だけ持ち込み、一夜を過ごすことにしました。誰も居なくてグッスリ眠れました。(40過ぎて何やってんだか・・・orz)
 与島SAには回遊道路があり、島の港まで高速を降りずに行くことが出来ます。散歩なども出来ますし、瀬戸道を走るなら、寄り道していきたいSAだと思いました。

さて、夜明けです。この橋を渡って四国に向かいましょう。

四国上陸、高知方面へ向かいます。
四国山地を長いトンネルで抜けると、南国の景色が広がっていました。何か空気が違いますね。
高知まで7kmですが、四万十市までは129km・・・遠いです。

高知ICを過ぎると高知自動車道は対面通行になってしまいます。千円高速のせいか混雑していてノロノロ運転、あまり走りたい感じの道ではありませんでした。今回は幸い後ろの車が車間距離をとる人だったので助かりましたが。

しかし、風景が南国土佐してますねー。東国の茶色い、枯れ果てた晩秋の景色とは大違いです。いいなー。

高知道の現在の終点は須崎中央ICです。ここから四万十市までは国道56号線を2時間ほど、足摺岬までは3時間ほどかかります。

今回は時間の都合で足摺岬までは行きませんでした。

国道56号線をひた走り、海が見えてきました。
PART2へと続きます

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