ツーリングレポート

最果ての地へ!大隅&薩摩半島ツーリング+九州の大規模林道を探る PART2

〜大隅半島東岸、佐多岬、薩摩半島、大規模林道 宇目・須木線、宇目・小国線、竹田城址を訪ねて〜

2日目 佐多岬へ

訪問日:2008年3月

宮崎〜志布志 黒潮ロード  
朝8時20分宮崎港着。鹿児島方面への南下を開始する。

一般的な観光ルートとしては海沿いを走る日南フェニックスラインということになると思うが、青島など少々混雑するのが難点。

そこで、今回は山越えの新規ルート開拓を目論見、ツーリングマップルでお勧めルートとなっている県道28号日南高岡線を走ってみることにした。

県道336号線を経由、県道28号線に入ると山を渡るハイウェイが姿を現した。

マップル上で「豪快に走れる」とコメントされているように、確かに道の造りは豪快だし、景色も良いが・・・

実は交通量が結構多い。宮崎市と日南市を最短時間で結ぶ道なだけに、都市間交通を担う幹線道路の趣。移動ルートとしては良いが、旅を楽しむ感じの道とはチト違った。

途中から広域農道「黒潮ロード」にスイッチし、鹿児島方面へ南下していく。こちらも高速2車線で、交通量は程々に少な目。なかなかの快走路だが、一回走れば十分って感じか。
さらに県道3号線に乗り継いで志布志を目指す。ツーリングマップルでは「2車線快走路」のコメントが出ていたものの、やはり途中から狭くなってしまうあたりがマップルらしい。
国道448号線  

志布志からは国道448号線で大隅半島東岸の南下を開始。やはり、黒潮ロードとかの雑魚キャラ(失礼)なんかとは比較にならない快適さ。

海岸線に沿ってアップダウンとカーブが続く。
照葉樹に彩られた緑の山並みを眺めつつ、気分良くカーブをクリアーしていく。シーサイドロードながら、山岳ワインディングというのがこの道のミソ、大隅半島の山は結構険しいのである。
海の風景も美しい。

 

冬なのに、この景色である。しかも暖かいし。(黄砂襲来中で空は霞んでいるけど)

紀伊半島のR311と並び、冬場に最も快適に走れるツーリングコースだと思う。

さて、R448は途中から内陸に入ってしまう。海沿いを行くには県道74を通らねばならないのだが・・・、ツーリングマップルでは「狭路が続き想像以上に時間の掛かる」との記述が。うーん、どうしよう。
見えてる区間は結構よさげだが・・・先が果たしてどうなっている事やら?時間が読めない。今日はフェリーで薩摩半島に渡る予定だし。

結局諦めて、内陸を走ることにした。

佐多岬へ  
内陸部分の道路改良も着々と進んでいる。
途中ウッドデッキを見かけて立ち寄ってみた。「ふれあいぱーく佐多」という駐車場なのだが、
デッキの上に上がってみると、海の上に開聞岳が浮いていた。ここで志布志のスーパーで買ったお弁当を広げて昼食。日差しが暖かいし、吹き渡る風が気持ちいい。なかなかお勧めの場所である。(夏は暑いだろうけど)
佐多岬ロードパークに到着。存続が危ぶまれていた道だが、現在は町に移管され無料開放されている。本土最南端だし、日曜日ということもあり、観光客は多め。
この道だけは、違う!

日本の他のワインディングとは展開する景色が全然違うのだ。沖縄は知らんけど。

いかにも南国チックな景色が左右に展開、メットの中で顔がにやけてしまう。

カジュマルの木の下にバイクを止め、防寒装備を全部脱いでシャツ一枚に。もうここは亜熱帯なのだ。暖かいどころか暑い!

(冬装備のまま歩いたら暑さで死ねるので注意)

通行量300円のトンネルを抜けて、広葉樹林、少々熱帯入りの遊歩道を歩いていく。
ここだけにしか無い風景が楽しい。
佐多岬到着!だがしかし!

以前の自分なら、ここを終着点としただろうが、今回は未だこれからなのだ!

旅は始まったばかり。フッフッフッ

県道68号にもどって、東海岸沿いを走ってみた。実は来る途中でもこの道の探索をかけたのだが、入口不明で断念している。
道幅は1.5〜2車線。とんでもない狭路を想像していたのだが、意外に走りやすかった。
ただし、最後で2車線路は途切れ(地図上でも途切れて描かれている)、集落中の狭い路地を1kmほど走らないと県道564号に出なかった。道理で、反対方向からだと探索出来なかった訳だ。
途中で途切れてしまっている県道68号線。今のところは平行する肝属広域農道が代替しているが、将来的には巨大橋梁で繋げるのでは?
テーブルマウンテンのような奇怪な地形。

この辺りでウロウロした方は多いはず。

チョット迷走してキャンプ  
さて、大隅半島の根占から薩摩半島の山川にフェリーで渡り、開聞岳キャンプ場で一泊という絵を描いていたのだが・・・

運休だった。ガチョーン。

大隅半島って伊豆や房総より大きいんだよな・・・そこを、ぐるって回らなければならないのか・・・と、遠い。

仕方ないので、以前にも利用した神川キャンプ場(一応、本来の営業期間は夏のみとなっている)に泊まることにした。

国道脇でうるさいし狭いし風が強いけど、国道を挟んでコンビニがあり、10分ほど走ればネッピー館という温泉もあり、利便性の良いキャンプ場である。

PART3へ続く

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