飛鳥奈良ツーリング R369、R368と古都を巡る旅

〜R369+R368で伊勢から奈良へ快走ツーリング+古都の名所旧跡を巡る旅〜
 
訪問日:2007年3月上旬  掲載日3月

1日目 川崎から奈良へ

法隆寺 法隆寺 金剛力士像
法隆寺 飛鳥 亀石
橿原 益田岩船 飛鳥 酒船石
3月初め、飛鳥、奈良、京都を回って名所旧跡を訪ねてきました。
当サイトの主力は自然の景色と道ですが、
今回のテーマは文化遺産巡り、古都巡礼です。まあ、結構走りましたが・・・。
ではレポートスタート!
1日目 川崎〜渥美半島  
深夜川崎を出発し、西湘バイパス、真鶴道路、熱函道路経由で三島に出た。三島からは国道1号線へ。早朝ということもあって、ここまでは快調。

清水市内で混雑が始り、静岡バイパスで朝の渋滞に捕まりウンザリ。

渋滞に嫌気がさしたので、静岡と岡部を結ぶ旧1号線明治のトンネルに寄り道してみた。明治の大動脈にひと気は全くなく、しばし和む。こんな道をトコトコ行ければいいんだけど・・・。

その後の1号線も、当然渋滞だらけ。本当は高速を使いたかったのだが、金欠なので下道を走る。辛いw。

渥美半島〜伊勢湾フェリー  
昨今経済絶好調な名古屋のR1とR23は大型貨物で激混み必至。さすがにそんな状況には付き合ってられないので、チョッと高いけど伊勢湾はフェリーで横断することにした。

渥美半島を貫くR42の交通量は決して少なくないが、R23やR1で大型トラックに囲まれるのと比べたら天国みたいなもの。ここへ来てホッと一息。

丘陵地帯を穏かなアップダウンを繰り返しながら、快調に進む。

菜の花が咲き乱れて、渥美半島はすっかり春の雰囲気。花畑に乗り入れて写真を撮ってみたり。

浜松から2時間ほどで伊良子崎に到着。
伊勢湾フェリーのチケットを購入し、しばし船上の人となった。料金は3150円とチト高いが、伊勢湾をぐるっと回る苦労を考えたら、乗る価値はアリだ。

参考リンク 伊勢湾フェリーHP

鳥羽〜伊勢  
伊勢といえば、海岸線巡りが美しくて楽しいが、今回の旅の目的は古都奈良巡り。そしてもう一つの目的は、伊勢〜奈良のベストルートを探す事。ベストルートとはもちろん、閑散としていて快く走れる道である。

ということで、海辺を離れ、奈良を目指して山へと向かった。

ルート探しの最初の課題は伊勢市内の通過だったのだが、これは見事にクリア。鳥羽から伊勢までは伊勢志摩スカイラインと平行して走る県道37が快走路。一旦、内宮を経由して県道32に入る。総合庁舎前で左折して外宮の南側を通る市道?に入ったら、これがまた閑散とした2車線快走路。市街地をほとんど通らず、あっという間に田園地帯へ。
その後は県道22、38、709、国道42、368と繋いで走る。閑散としたローカル道を走り、気づいたら紀伊半島の山奥に来ていた。

普通これだけ県道を繋げば、酷い道にも出くわしそうだが、ほぼ2車線の舗装路ばかり。伊勢周辺の県道は整備が進んでいるようだ。

国道368号線+国道369号線 伊勢本街道  
やったぜ快走出来たと思ってニコニコしていたのだが、国道368号線を数キロ走ったら、こんな看板が出てきた。やばい雰囲気・・・。だいたい対向車がたまーにしか来ないし・・・。対向車が来ない道って、大抵トンデモな道なんだよなー・・・。
やっぱり・・・狭路出現。写真だと判り辛いが、この道かなり狭く、乗用車と2輪とのすれ違いでさえ、場所を選ぶ。何度かガードレールもない崖際での停車を余儀なくされた。立ちゴケしたら谷底へ転落しちゃうョ。
ただ、極狭路の割には走り易かった。これは森の管理が行き届いているから。枝打ちが行なわれ、下草が刈られているので、見通しが良くて走りやすい。
数キロの極狭路を過ぎると、あとは2車線の快走路。狭路がリミッターになっているおかげで、交通量が極端に少ないのが良い。時々集落の中が狭路になるが、たいした距離ではない。
R368は狭路区間が有る事によって、かえって快適な道になっていると言えるかもしれない。もし改良されたら、伊勢と奈良を結ぶ物流道路になってしまうだろう。
奈良県に入って国道369号線に乗り継ぐ。R369はさらに改良が進んでいて直線路が多い。ちょっと飽きてきたので、引き返して県道81号線で香落渓を訪れてみることにした。
香落渓  
県道81号線を走る。尖った岩山が鎧岩。
垂直に切り立った谷底をフラットな道で走る。異色の景色が楽しいが、傾いた日の光は谷底まで届かず、柱状節理の崖を上手く写真に収めることは出来なかった。
やまなみロード  
国道165号線に出て一旦室生方面に走り、奥宇陀広域農道、通称「やまなみロード」に入ってみた。実はこの辺りの道は過去に大体走破済みなのだが、やまなみロードだけは初トライ。なんか、あまり名前も聞かないし、どんな道なんだろう?と思っていたのだが・・・。
何だこの道?全然車走ってないじゃん。たまに対向車とすれ違うのみ。立派な2車線舗装路なのに・・・。
周囲に人家がないのは、最近森を切り開いて造った道だからであろう。特徴的なのは交差点が異様に少ないこと。クロスする県道は、ほとんど立体交差になっていて、ノンストップで走ることが出来る。時間短縮には最適な道だ。こんな道があったとは・・・。
一応、古刹として有名な室生寺と、梅林で有名な月ケ瀬という、2大観光地を結ぶ道ではあるのだが、それにしては交通量が少ない。まあ休日は観光バスも走るのだろうが・・・、一体何の為に造った道なのだろう?
名阪国道を越えてさらに北上すると、道はさらに特徴的になる。山中だけあってアップダウンは激しいものの、道が曲がっていない。ひたすら真っ直ぐ。例え地形がどうあろうと、とにかく道を曲げずに造るんだという設計者の強い意思が感じられるほど。まあ設計者の人が等高線を読み取れなかっただけかもしれないが・・・、こんな道は初めて。変すぎて笑える。
夕方笠置キャンプ場に到着。設備は最小限で、キャンプ場というよりは、キャンプ公認の河原と言った方がしっくりくる。夏休み期間は激混みらしく、その割にトイレが仮設だったりと設備は整っていないが、オフシーズンに人知れずキャンプするには良い場所だと思う。隣が鉄道の駅で、寂しくないww。国道が深夜でもうるさいのと、寒いのが少々難。宿泊料は600円だが、オフシーズンだったので管理人は居らず、無料だった。

徒歩5分程の所に日帰り温泉施設があるのが便利。施設は山村に似合わず巨大かつバブリーな豪華さで、料金は800円と高いが、キャンプ料金が安いので、まあいいかといったところ。町の財政は非常に悪いらしいが、この施設を見る限り、力いっぱい税金使ってそうだからなぁ・・・。

参考リンク 笠置町HP

2日目へ続く

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