ツーリングレポート

丹後・但馬・出雲大社・山陰広域農道探索ツーリング PART2

〜1日目、蓼科から丹後半島、但馬コースタルロード経由で米子へ〜

訪問日:2013年6月15日(一泊二日)  掲載日:2014年10月23日

1日目のルート図

↑途中、経ヵ崎灯台ハイキングや但馬海岸探索など、歩行でかなり時間消費しています。
なかなか行けない場所なので、頑張りました!

(c)OpenStreetMap (c)LODGEMOTIVE
諏訪インター〜中央道〜名神〜京滋バイパス〜京都縦貫自動車道〜大江山
例によって雨の深夜出発です。
信州は雨ですが、山陰は晴れのハズ。
早寝早起きして、午前2時頃、諏訪インターから中央道に乗りました。
AM4時30分、多賀インターで休憩。
京滋バイパスと名神の分岐が近づいて来ました。目指すは京都縦貫自動車道ですが、どちらを通っても行くことが出来ます。
京滋バイパスの方が5分多く掛かりますが、どちらかというと交通量少なめなので・・・、
京滋バイパスにGO!
早朝は車が少なくていいですね!
京都盆地を右手に見ながら走ります。次第に晴れ間が見えてきました。

いい雰囲気!

いよいよ大山崎JCTに差し掛ります。名神高速・京滋バイパス・京都縦貫道が接続する複雑なJCTとして有名です。果たして無事クリア出来るのでしょうか!?

京都縦貫道は直進でした。ホッ。AM6時10分頃大山崎JCTを通過。

しかしよくこんな京都府南部、長岡京すぐそばの人口過密地帯に高速道路を通せたものです。
ちなみに、このすぐ西側に平行して新名神を通す予定。都市部なのに大変そうです。
これを片側3車線で作って、兼用すれば良かったのではと思ったり。

新設の京都縦貫道に入りました。天橋立に至る道ですが、まだ途中で途切れてしまっています。(2014〜2015頃開通予定)
丹波ICで下道に降ります。なお天橋立側にも京都縦貫道の続きが出来ているのですが、料金勿体無いので、あとは下道で天橋立まで行くことにしました。R27、R173、京都府道9と繋いで走ります。
R173、丹波らしい風景がいいですね。
丹波にも元伊勢や天岩戸神社がありました。
京都〜天橋立のメインルートは通常R9→R176(景色良好でダイナミックな道)だと思いますが、トラック多めという印象。
今回は交通量少なめな道を行こうということで、綾部から府道9号線で宮津へ向かうことにしました。
9号線は鬼の棲む山と言われる大江山の東側を通ります。
道端に鬼がいました。気味が悪過ぎるw。
鬼に見送られながら峠を目指します。変な道だなぁ。
霧が出てきていまいましたが、変化があって面白い峠道です。
1.5車線の狭い区間もありますが、峠には大江山スキー場もあり、景色が開ける区間もあって、良い道だと思います。。
丹後半島周回+丹後縦貫林道
天橋立は観光客多すぎでスルー。スミマセンが舟屋とか集落は個人的に興味が無いのでスルー。狭くて人が集まる場所は避けたいのです。
で、やっぱバイクで行くなら大自然がいいよね!ってことで丹後縦貫林道に南側から突っ込んでみたのですが、リフレッシュ工事中・通行止め。Uターンして海沿い国道に戻りました。
反時計周りに丹後半島の海岸線を走っていきます。お盆休みに訪れた時は海水浴客の渋滞でウンザリしたのですが、今回は6月ということで道も空いていました。

東海岸は割りと退屈ですが、
北海岸に入ると景色は一変して・・・

ダイナミック!

天気も快晴に!早朝なので交通量も僅かです。

ウヒョー、爽快です。
丹後半島先端の経ヶ崎灯台へもハイキングしてみましたが、  
遊歩道は坂道がかなり急で時間も掛かるので、あまりツーリング途中に寄る感じの場所ではない気がします。ハイキングしたい人にのみお勧めです。
たぬきと出会いました。
バイクに戻って、引き続き丹後半島を周回していきます。西に行くに従い、断崖絶壁は姿を消して、普通の道になってきました。景勝区間が長くはなく、ちょっと物足りない感じ。
丹後縦貫林道  
そこで、再び丹後縦貫林道を北側から攻略してみることにしました。
景色も山深く、道も整っていて、牧場風景もあり、期待以上にいい道でしたが・・・
やはり途中からリフレッシュ工事中でした。あと数年すると、全線リフレッシュされて、いい道になっていると思います。
てことで走り応えを求める人なら、丹後半島を訪れるのは縦貫林道のリフレッシュ工事が終了してからの方がいいと思います。
R178〜県道49久美浜湾〜県道11  
丹後半島を後にして海沿いを西へ向かいます。R178は交通量も増えて退屈。途中ちょっとだけ寄り道した県道49久美浜湾が綺麗でした。
県道11号線三原峠。意外に素朴な峠道です。
但馬コースタルロード  
有名な城崎温泉(志賀直哉の城の崎にてとかで有名ですね)を過ぎると、コースタルロードの始まり!
急カーブで高度を上げていきます。
ただ海沿い平坦地を走るだけでない高所感が、この道の持ち味!
海沿いワインディングロードとしては日本有数といっていい、ダイナミックな道でしょう。丹後半島より景色の良い区間が長く、走り応えもかなり上だと思います。
さすが夏の日本海!順光で見える青い海が素敵です。
但し、海水浴シーズンは激混みのはず。駐車場も有料になってしまいますし、7月後半と8月は絶対に避けた方が無難でしょう。
但馬海岸(たじまかいがん)今子浦  
さて、コースタルロードには景勝地が沢山あります。幾つか寄り道してみたのですが、一番良いと思ったのが今子浦の「大引の鼻展望台」です。
駐車場(海水浴シーズンのみ有料)から徒歩5分ほど。

遊歩道も穏やかで歩きやすく、進むにつれて視界も開けて楽しいです。
歩いている時間が短く感じられる道ですね。

写真だと収めきれませんが、270度素晴らしい景色が広がります。
気持ちのよい遊歩道でした。お勧めです!

余部鉄橋
県道11から国道178に乗り継いで、更に西へ向かいます。暫く走ると前方にエクストラドーズドPC橋が見えてきました。前回の大山ツーリングで日没後の訪問となってしまった余部鉄橋です。(つまり、今回のツーリングは前回ツーリングを補完する旅となります。)
余部鉄橋の下には「道の駅あまるべ」があり、鉄橋上まではそこから遊歩道ができています。(車やバイクで行くことは出来ません)
結構遠く、徒歩10分ほどの急な遊歩道ですが、景色が良いのであまり苦にはなりませんでした。

階段を登って行くと餘部駅に到着。
鉄橋の一部が残っていて、展望台になっています。

橋の先端まで来ました。新しい橋がカーブして作られているのが分かります。
なかなかおもしろい風景の場所でした。今のところ観光客多すぎで道の駅等も混雑しているのが難ですが、でもお勧めです。しかしコースタルロードの県道11とか、美しい景勝地の今子浦ががら空きだったのに、道の駅あまるべが大盛況だったのが腑に落ちません。どういう価値観なんでしょう?
鳥取県の山奥を探索しつつ米子へ
その後は鳥取の山中を走り回ってみることにしました。まずは県道565蒲生峠。
県道31十王峠は新道建設中のようでしたが、完成はまだ当分先の模様。
仕方ないので現道に突っ込むと、肝心の峠超え区間が最低な舗装路でした。狭い+苔が生えてる+ガードレール無い・・・。好き者以外にはお勧め出来ません。
峠を超えると改良区間が復活。
橋梁と大型トンネルを繋いで走ります。
あと10年位すると狭路区間が解消されて、道の様相が一変するかもしれません。そうすれば県道31十王峠は鳥取市街の迂回路として重要な路線になりそうです。
適当に広域農道や県道を繋いで鳥取市街を迂回し、用瀬から国道482(辰己峠)に入ります。
国道482辰己峠は、前回の大山ツーリングでも通った快走山岳国道です。いい感じで進んでいきますが、今回は新規路線開拓が目的なので・・・
恩原高原から根知遠藤林道へと入ります。
出来たてホヤホヤ!誰も走っていない快走林道です。
峠を越えて津山市側に降りていきます。
それにしても無人で、ちょっと恐くなる程。うーん、こんな立派な必要は無さそうな気が・・・。
でもまあ、いい道でした。
接続する県道336を南下する予定でしたが、まさかの通行止め。
よく判らない町道を走って・・・
緑資源幹線林道(いわゆる大規模林道)の栗倉・木屋原線、鏡野奥津区間にやってきました。栗倉・木屋原線は中国地方に断続的に存在する大規模林道ですが、今回はそのうちの良さそうな区間を探索してみようという企画。
これがなかなかの快走路でした。
高所感があって、爽快な峠越え。
しかし時間が遅すぎ、麓に着く頃には暗くなってしまいました。幾ら6月の中国地方とはいえ、山の中は寒いです。日が暮れたところで完全冬装備にチェンジして、宿へ向かうことにしました。
その後はR179、R482、県道325、R482蒜山高原と走り、大山の裾野を周回。夜の蒜山高原は冬装備でも寒い!!、使い捨てカイロで暖をとりながらの走行。
西日本寒いよ・・・。よく西日本のライダーが6月半ばになるとメッシュジャケで信州に来られるのですが、どんだけ超人なんだよ・・・とか思いつつ夜の9時頃米子に到着。10時頃、何とかネットカフェに転がり込みました。
PART3に続く。
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