ツーリングレポート

八幡平・十和田・八甲田ツーリング PART2

蓼科〜上信越道〜北関東道〜東北道〜西根IC〜焼走り〜岩手山パノラライン〜安比〜相の沢キャンプ場

訪問日:2012年5月19日〜20日  掲載日:2013年1月4日

蓼科を出発  

5月19日朝6時、蓼科を出発し東北に向かいました。
今回の目的はズバリ、「一番いい東北の景色を皆様に紹介しよう」です。

ツーリングの始まりはいつもの女の神展望台から。

まだ残雪の残る南アルプスの北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳。
そして柔らかな新緑に包まれつつある八ヶ岳山麓。
最高の景色を繋いでバイクで走って行きます。

北アルプスもまだ冠雪に包まれていました。美しすぎる。
・・・って、信州の美しい景色見てたら全然出発出来ないじゃんw。
信州は程々にして東北へと向かうことにしました。

高速代を少しでも節約するため、佐久からコスモス街道で群馬県へ。
上信越道〜関越〜北関東道  
下仁田ICから高速に乗りました。
上信越自動車道、関越自動車道と走って北関東自動車へ。
北関東道はあっという間に通過し、東北道に入ります。
東北道を北上  
那須連山が見えてきました。
新緑の那須高原を行きます。
福島県に入りました。前方左側には冠雪した山塊。磐梯吾妻スカイラインを擁する吾妻連峰ですね。
運転してるとチラ見しか出来ないので、停車してじっくり眺めようと吾妻PAに入ってみます。
撮影しようと場所を探しますが、木に遮られてよく見えません。PA敷地の境界線まで行って一切経山、浄土平、吾妻小富士のあたりを撮影しましたがイマイチ。せっかく景色の良い場所にPA作るのですから、もうちょっと配慮が欲しいところ。
宮城県に入りました。仙台付近は例によってカーブが続きます。
岩手県に入りました。花巻JCTで釜石道と分岐。時刻は既に午後3時過ぎ。長い道のりです。
盛岡を過ぎると前方に岩手山が立ちはだかりました。圧倒的な存在感!
八幡平方面への観光ですと、普通は松尾八幡平ICを使うと思いますが、今回は道を探索してみたいという意図があったので、一つ前の西根ICで降ります。西根ICは観光的にはマイナーICだと思いますが、行楽シーズンに混みがちな松尾八幡平ICを避けて気持良く走れるのではないかと。

ICを出て振り返ると、巨大な岩手山が迫って来ました。
雲が掛かっているのと、逆光なのが残念ですが、
迫力ある景色が見れそうとワクワク。

西根ICから東八幡平方面への新ルート  

さて、西根ICで降りたのは(自分としての)新規ルート開拓の為です。
上のグーグルマップですと、西根ICから焼走り溶岩流までの間(平の沢を通る道)は
細々とした線で繋がっているだけです。グーグルマップで見ても、ツーリングマップルで見ても
県道等のように明確に描かれてはいません。果たしてこの道は走れるのでしょうか?
下の地図に想定ルートを書き込んでみます。

緑線が想定ルート。赤字が疑問点。果たしてこのルートの通り走れるのでしょうか?

実は西根ICを出たところで焼走り方面左折の看板があり、従ったところルートをロスト。国道に戻り改めて事前に想定したルートを走ってみると・・・
焼走り方面への看板を発見。
2車線路が岩手山に向かって伸びていました。グーグルマップやツーリングマップルで細線で描かれていた割にはいい道です。
ターンしながら標高を上げていきます。
どうやらまだ新しい道のようですね。だから地図でもハッキリ描かれていなかったのでしょう。
岩手山が近づいてきます。
焼走りの駐車場までやってきました。無料のようですしちょっと見学してみましょうか。
岩手山焼走り  
階段を十数段上がると風景が一変。広大な溶岩流地形が拡がっていました。

今回は短日程ということもあり、バイクで走るのメインで歩くつもりは無かったのですが、
この風景を見るとついつい歩いてみたくなってしまいました。
一人でテクテクと歩いていきます。
こんな絶景なのに!自分の他に誰もいないというのが何とも勿体無い。

ここは岩手山を見るベストスポットでは。

ちょっと不思議な風景が広がっていて、岩手山も綺麗に見えて良い所でした。
今回は夕方で逆光でしたが、順光になる午前中の方が更に綺麗に見えると思います。

岩手山パノラマライン  
焼走りを後にして、八幡平方面へ向かいます。道は路肩が広く、まるで北海道の新設の道のよう。
(後で調べたら2009年開通の道でした)
いい景色が広がりそうな予感!

おおっ!これはスゲー。カーブを曲がると、バーンと視界が広がりました。

想像以上の雄大さ。
つまごいパノラマラインに匹敵するかもという程のパノラミックな風景が広がります。
午前中ならもっといい景色が見れるでしょう。

岩手山の中腹を駆けていきます。

青線が今日のルート。(アスピーテラインと樹海ラインは明日走ります)

東八幡平〜安比高原〜東八幡平  
アスピーテラインに登るには時間が無かったので、安比高原への道を探索してみることにしました。リゾート地だけあってなかなか立派な道です。
安比高原にやってきました。ランドマークである派手なイエローの高層ホテルが目を引きます。いかにもバブル時の建築という感じ。この他にも豪華で巨大な施設が並んでいました。東北の山奥で果たしてどうやって採算とっているのか不思議。
ツーリングマップルでお薦めルートとなっていた安比から兄畑へ抜ける道を走ろうと思っていたのですが、残念ながら土砂崩れ通行止めでした。
北上は諦めて北八幡平へUターン。あれほどしつこく山頂を覆っていた雲が一瞬切れて、岩手山の全貌が明らかに。そういう瞬間ってあるんですね。

安比高原から東八幡平の街までは道も景色も良かったです。

ただ安比高原への道と岩手山パノラマラインとを直結する道はイマイチ。
安比側から来るとパノラマラインに突き当たるから分かりやすいのですが、
パノラマライン側には全く目印が無いので、パノラマから安比へは行き難いと思います。

相の沢キャンプ場  
焼走りキャンプ場を訪ねてみたのですが、土曜日にも関わらず山奥の広大な施設には誰もおらず怖くて断念w。人家と離れすぎていて熊が恐いですし、お化けも(信じてないけど)恐いので無理www。やはり北東北の5月中旬はまだ寒くてキャンプシーズンではないみたいです。
とりあえず西根の街へと降りていきます。どこか(人が近くに居て安心出来る)キャンプ場を探さなければ・・・日が暮れてしまう。まだ夜は寒いし。
仕方ないので相当離れていますが、網張方面に向かい、おなじみ相の沢キャンプ場にやってきました。さすが!ツーリストのたまり場とも言うべき東北きっての大型有名無料キャンプ場だけあって、こんな時期でもライダー含めそれなりに利用者が居ます。まあそう思って来たわけですが。ホッと一息。
早速テントを設営しました。広大な敷地内にはテントが点在。無料というか協力金方式ですが立派なトイレがあって照明も付いていました。オフシーズンなのに申し訳ないくらい良いロケーションです。
(良いロケーションのキャンプ場ですが、スーパーやコンビニは車で20分くらい走らないと無いと思うので、買い出しは途中で済ませておくのが吉です。)
バイクで3分ほど走ったところにある「相の沢温泉お山の湯」で入浴。泉質含め普通の大型公共日帰り温泉ですが、夕方冷えきっていた体が温まって生き返りました。
キャンプ場に戻って、お休みなさいzzz。
翌日は快晴の十和田、八甲田、そして八幡平へ!PART3はこちら
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