ツーリングレポート

美ヶ原スカイライン、保福寺峠、千曲ビューラインツーリング

〜美ヶ原スカイライン、思い出の丘、美ヶ原林道、保福寺峠、千曲川ビューライン〜

訪問日:2012年10月30日  掲載日:2012年11月6日

保福寺峠(保福寺スカイライン)
メジャーポイントは制覇したので(誰も居ませんでしたが)、次はマイナーポイントを目指してみたいと思います。
目指すのは保福寺峠。今まで3回ほどトライして工事中だったり冬季閉鎖で跳ね返されている難所です。
今日はというと・・・行けそうですね。
しかし、酷い道路情報板だな・・・・。
事前の情報によると暗く狭く酷い峠道という話ですが・・・
集落を外れて急登で登っていきます。
神社の参道を横切ります。里山らしい、良い雰囲気。
比較的明るい広葉樹林帯を走ります。対向車もほとんど来ないし(峠通り抜けで3台ほど)、季節柄落ち葉こそ積もっているものの、舗装も新しくて、いい雰囲気。

散歩道と考えれば非常にいい道です。事前にネットで得た暗くて狭い道との情報とは全然違います。
さては長かった通行止め期間中に改良されたのか・・・と思っていたのですが・・・
空が開けてきました。どうやら峠の鞍部が近づいてきたようです。こういう開けた峠って、ツーリングしてても気持ちいいですよね!
峠の少し手前に林道蝶ヶ原線の入口がありました。美ヶ原の武石峠と保福寺峠を結ぶ林道です。
昔VTRで武石峠側からトライした事がありましたが危険を感じて断念したことがあります。今回も一瞬誘惑に駆られましたが通行禁止に従うことにしました。

蝶ヶ原線は美ヶ原から尾根伝いに直接北上出来る唯一の道で、ここを通れるとルートの選択肢が広がりそうかな?思っていましたが、どうやらそんな道には成り得ない感じ。というのも・・・。
保福寺峠に到着!ダートの駐車場になっていて・・・

保福寺スカイラインの案内図もありました。
保福寺スカイライン!スカイラインてあーなた、こんな道に観光客入ってきたらどうするのよと。

しかし年代物の観光案内図ですね。しかし麻績ICや上田ICが記載されていません。
もしかして長野道や上信越道の開通前の作成された地図では!

峠にはウエストンの日本アルプス絶賛の地の碑がありました。
うーん、これで絶賛と言われても・・・
かなりガッカリな展望です。
さてと、アルプスの眺望は開けなかったけど、散歩道としては悪くはないしと思いつつ先に進もうとしたのですが・・・

え!?
一瞬廃道かと思ってしまいました。よく見ると舗装路なので、現役の県道のハズ。松本側とは様相が一変。
県道181の上田市側は道の真中にコケが生えているような道でした。
散歩道としての雰囲気は決して悪くありません。薄暗い針葉樹の植林よりも、明るい落葉樹林の中を走る道の方が気持ちいいですね。
ただ狭いだけならともかく、カーブミラーも無いのがちょっとどうかなと。この手の山道において、カーブミラーは安全を担保するものですからね。
やっと麓の村に降りてきました。
途中で2車線に拡幅。まだまだ上田市は遠いです。
R143と合流、上田の市街地まで降りてきました。この交差点を右折してバイパスを暫く進み、
県道65号線を平井寺トンネル方面に進みます。
茅野市に戻るなら平井寺トンネルを通るのが早いのですが、せっかく千曲川ビューラインの西の端まで来たので、今回はビューラインの東の端まで走ってみたいと思います。
千曲ビューライン  
この交差点を左折、県道62号線に入ると、あとは一直線でビューラインです。
最初は狭い集落内を行きますが、
そのまま進むと2車線に拡幅。途中で県道82号線と合流したり別れたりしますが、曲がらずに真っ直ぐ直進すれば千曲川ビューラインです。
正面には浅間山。
R152とは立体交差で繋がっています。この辺りは工業団地ということもあって交通量は多め。大型トラックも多いですし、通勤時間帯は渋滞することもありますし、農道ながら産業道路の様相。ただ国道18号線を通るよりは空いていて快適だと思います。
千曲川南岸の台地の上を走っていきます。
この道はLTC的に特にお薦めという訳ではありません。平凡な田舎道を繋いだだけ、それなりに良いのですが、遠方から目的地にするほど景色が凄いとか、道が快適という訳ではありません。国道18号線の渋滞を回避するための移動ルートとして考えるといいでしょう。
小さいですが、交差点にはこういった「千曲川ビューライン」の標識がありますので、昼間なら迷うことなくルートをトレースすることが出来ます。但し夜間は厳しいかと。

道路脇にあった千曲川左岸広域農道の看板。
上田市の丸子と佐久ICを結ぶ道として計画されたのが分かりますが、
実は現在はちょと様相が違います。
中部縦貫道の佐久北ICが千曲川ビューラインのすぐ近くに出来たからです。

御牧ヶ原を貫いて走ります。
小諸大橋が千曲ビューラインのハイライト。
千曲川です。右岸には懐古園(小諸城址)。
実は小諸大橋の隣には旧道が存在します。前回はバイクで通れたのですが、今回は通行止めになっていました。
旧道から望む千曲川と小諸大橋。廃道ファンの方にお薦め。
浅間山を望みながら佐久市街へ。
最後に国道141号線と交差します。ツルヤという緑の看板の地元スーパーが目印。
R141との交差点が実質的な千曲ビューラインの終点です。直進も出来ますが暫く行くと道は途切れてしまいます。
ツルヤの交差点を右折すると400m先が佐久北ICとなります。
塩田平から東京方面に向かう時などに使えるルートだと思います。
中部縦貫自動車道に乗って帰路につきました。
思い出の丘は駐車場から3分ほどで360度の絶景を望めるのでお薦めです。
保福寺峠は酷道マニアにお薦め。
千曲ビューラインはまあそんな道もあるということで。
次は小諸あたりの絶景地をレポしたいと思います。
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